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挨拶で主導権を握る

ヤンチャくんを相手にするときに大切なのが、主導権を握ること。愛着障害だと専門医から言われている子と同じ教室にいるが、なかなかにヤンチャモノだ。専門医が言うには、主導権を教師が握らなければいけないそう。

 話は変わるが、愛着障害ではなく、ADHDASDを併せ持つ子がいる。

1学期は、こちらが挨拶をしても、自分のことに集中して、自分のことを話したり、ほかごとをしたり、、。そこで、教室に入ったらすぐに近寄って、名前を呼び、返事をしたら挨拶をするようにした。すると小さい声ながら挨拶を返してくれる。それを続けてみることにした。同じ障害の妹はまだ挨拶も小さいが、遠くからでも挨拶を返してくれることが出てきた。兄は教室に入った瞬間に大きな声で挨拶をするようになった。

 

挨拶をすると良いということは、小さい頃から刷り込まれているので、「教師が挨拶を求める。→挨拶を返す。」という指導が入りやすい。教師が指導し、子供が指導を受け入れるという事実に慣れさせていくことができる。心理学的にはドアインザフェイスというテクニックにあたると思う。