三つ子事件
三つ子事件
母親が三つ子のうち一人を床にたたきつけて殺してしまうという事件がありました。
なんでも一人で子育てをしており、鬱になっていたそうです。
父親や周りのサポートがない中で、3つ子の子育てをするのはとても大変でしょう。
子供をあやしたり授乳したりと、寝る間もなく続けていたら鬱にもなりますね。
だからと言って殺していいとは思えませんが。
twitterでは母親を擁護する声が多いです。
幼少期を母親と過ごせなくなるのは子供にとって良くないという声が多いですね。
しかし、その中で「育児から離れられるから実刑は母親のためになる」という声もありました。僕としては同じように、鬱の状態の母親をまた育児に放り出すよりは、少し子供と離れるほうが良いと思います。何より子供を殺した罪悪感から自らの命を絶ちかねませんよね。
子育てのつらさの要因
子育ての困難さには下の3つが単独、もしくは複合的に作用していると言われています。
①育児の技術・知識の不足
②サポート体制が弱い
③子供の育てやすさ(気質)
「子供の発達心理学を学ぶ人のために」より
①母親にとっては初めての育児です。技術も知識もなく要領がわからないまま3つ子を育てるのはかなり難しいものでしょう。
子供の数にかかわらず、将来子供を持とうと思っている人は子育ての勉強をするべきですね。男女ともに子育ての本を何冊かは読んでおくといいと思います。youtubeで子育ての動画をアップロードしている人もいるので、参考にするとよいかもしれません。
ベビーグッズの商品紹介とかためになると思います。バウンサーが人気ですね。
②夫は育児休暇を取っていたようですが、事件の数か月前には仕事に復帰していたそうですね。もう少し長く育児休暇がとれていれば、このようなことにはならなかったのかもしれません。実家も自営業でサポートも得られなかったようです。海外だと家政婦を雇ったりするのをよく聞きますが、日本だとあまりないんでしょうか。
調べてみるとファミリーサポートセンターというものがあるみたいです。
http://www.jaaww.or.jp/service/family_support/
出産前いくつかチェックしとくべきですね。この事件とともにこのようなサービスも知れ渡るとよいと思います。
③今回の事件では、ミルクの吐き戻しが多かった次男が殺されています。明確に次男に対する殺意、いらだちがあったと推測できますね。そこから自己嫌悪に陥ったとかなんとか。子供によっても育てやすさは変わりますね。
今回とは異なりますが、生後11か月ごろからの子供へのかかわり方によって、子供の社会性や気持ちのコントロール力を身につけられるようです。子育てを学んでおくと育児が楽になるのは間違いないでしょうね。投資と思って勉強しましょう。
考えておこう
現在妊娠中の女性は、夫とよく相談しておくとよいと思います。
特に今回の三つ子事件の話題を考えつつ、子育てにつらくなった時にどうするかについて具体的に決めておくべきです。育児休暇についても考えるべきですね。
子育てについても要領よく、生産性高く、助け合っていきたいです。
それが子供のためにもなりますし、親のためにもなります。
- 作者: トマスゴードン,Thomas Gordon,近藤千恵
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 1998/10/01
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子供のかかわり方が記されており、教員や親となる人は読んで損はありません。
発達心理学は面白いです。
著者の育児の様子とともに脳科学からの視点が添えられており、とても面白いです。
実際に子育てをしている気分になるくらいほっこりします。エビデンスもたくさん記されていて科学的です。こういう知識があると育児の見方も変わってきて楽しいんでしょうね。
まだ読んでいませんが、Twitterで紹介されたので買いました。
僕としても親となる前に育児の勉強はしておきたいと思いました。
結婚できればの話ですが・・・。